2013/8/8〜9 御嶽山(3067m)

CQスキーサークル9(CS9)
2013/8/10 UP
Present by Studio Riku
mailto:studioriku@ybb.ne.jp

■記■
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2日目

4時起床、昨夜か頭痛です。 鎮痛剤を飲み少し就寝できましたが、どうやら高山病らしいです。 食欲も余りありません。
重い体を起こし、日の出見物ですが濃霧で全く明るくなりません。 昨年の常念・蝶の再現は難しそうです。 山小屋の朝は早く我々も朝食を済ませ最終組となってしまいましたが6:30霧の中を出発しました。 昨夜は45名の宿泊だったそうです。 やはり山小屋は平日が良いですね! 一の池お鉢めぐりは濃い霧の中で全く見通せません。 36の童子の石碑が霧の中から次々に現れます。 ヤッケや薄いダウンで霧風をしのぎながら歩きます。 二の池近くになって来ると霧も少し薄くなって晴れ間も出はじめ、これから向かう摩利支天、その先の継子岳もはっきり見えてきました。 この五池巡りは結構距離もあり健脚向けとの事ですが、さほど大きな登りはないのでクリアできそうです。 尾根を吹き抜ける涼風が心地良いです。 賽の河原ではライチョウが姿を現しました。 霧など悪天候が警戒心を薄めている様です。 辺りには色々な高山植物が可憐な花々を咲かしています。 とりわけイワキキョウは多く御嶽全山で見られます。 摩利支天まで来ると南に剣が峰、北に継子岳が良く見えます。 更にその北に遠く乗鞍、穂高、槍、笠が岳などの北アルプス名峰が雲海に浮かんで見ます。 飛騨頂上の五の池は僅かな水です。 継子岳への山道脇にはコマクサ群生地があちこちにあり我々を楽しませてくれます。少し最盛期を過ぎていますが高山植物の女王らしく淡いピンクがなんともいえません。 そろそろ喉も渇いてきたのでコーヒータイムです。 乗鞍をバックに贅沢なロケーションです、おまけに涼風がつきます。 四の池鞍部は切れ込み、滝となって沢に落ち込んでいますが山道からは望めません。 幻の滝と言われこの時期限定の様です。 三の池でゆっくり昼食を取り下山にかかります。 御嶽は降雪量も多いらしく大きな沢には雪渓が残っております。 途中2ケ所の沢は雪渓トラバースです。 3000m高山登山の醍醐味ですね! 女人堂まで下りて一休み、足腰も大分疲れてきました。 さあもう一息、山頂駅を目指します。行程40分ですが、歩けど歩けど着きません。 こんなに登ってきたのかな?? 信じられない程の距離です。 昨日の元気な足と、今疲れた足では距離感が全く違いますね・・行者装束3人、鈴を鳴らしながら登ってきました。 登り優先とはいえ、全員無言で大きく登山道を空けました。 霊山ですからね! やっとの思いで行場山荘まで着き、もうロープウエイ駅までは直ぐです。 ゴンドラへは2名で乗車し蒸し暑さを回避です。 山麓駅近くで下を見ると熊罠が仕掛けられています。 どうやらこの辺りまで熊出没があるようです。 どうにか全員無事下山完了。 割引券をゲットした木曽温泉でゆっくり汗を流し、疲れた足腰、重いリュックを背負った肩を癒しました。 秋の木曽路、秋の御嶽山も魅力的です。 木曽の山々見上げ、いつか再挑戦の機会を作りたいと願いました。 信州と言えばソバです。 何軒か探しましたが発見できず、180度方向違いのレストランカーボーイで夕食を取り塩尻ICインし更埴経由で帰路につきました。

■次回の予定
9/1〜2 会津駒ケ岳(1泊)

  
   摩利支天 展望台にて(関根、生田、関根奥、長島、大島)バックは摩利支天        
            御神水と呼ばれる三ノ池をバックに


AM4:30 濃霧で日の出は見えず

ブロッケン現象 剣が峰が映っています(大島撮影)

霧の中、頂上山荘を出発するメンバー

二の池が見えてきました

賽の河原越に摩利支天を望む(右は二の池新館)

ライチョウもお出まし

摩利支天から剣が峰(左ピーク)を望む

これから行く継子岳をバックに(生田)

乗鞍、槍、穂高が望めました

三の池は御神水と呼ばれています

剣が峰と摩利支天(継子岳から)

四の池は湿原状態

四の池と継子岳

慎重に雪渓をトラバース(滑落防止ロープあり)

足跡を踏みながらトラバース

まだ長くぶあつい雪渓をトラバース

登ってきた御嶽山(北側)を振り返る

修験者も冷たい水に打たれながら修行中

オンダテ

コマクサ(少し最盛期は過ぎていました)

イワギキョウ(どこにでもありました)

ミヤマアキノキリンソウとヨツバシオガマ

ミヤマダイコンソウ(賽の河原付近にいっぱい有りました)

イワツメソウ
     

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