2010/12/12 磯部温泉

CQスキーサークル9(CS9)
2010/12/16 UP
Present by Studio Riku
mailto:studioriku@ybb.ne.jp

■共同浴場レポ 磯部温泉
■12月12(日) 天候 快晴
■参加者 大島
■記■

恵みの湯

源泉掛け流しの温泉を求め、できるだけ加水、加温、循環式を回避しようとはしているものの、日常の茶飯事に追われるこの身ゆえ、そうもいかないのが現実であります。
それでも少しは泉質の良いものをと、さがし求めて日夜さまよい歩いております。
雨の休日、上毛カルタうたわれた、「中山道偲ぶ安中杉並木」、「縁起ダルマの少林山」、「ゆかりは古し貫先神社」、「昔を語る多胡の古碑」
の四カ所に向かいました。 そのついでと言うかそのためと言うか、ふわふわの軽いせんべいで名を馳せる、磯部温泉は、「恵みの湯」に立ち寄りました。
行ってみると駐車場はほぼ満杯です。混んでいるなあ、と危ぶみながら入館し、軽い食事を取って浴室に行ってみると、浴客はちらほらでそれほどでもありません。 まずはサウナに、と思ってドアを開けると、広いコンクリ−ト製タイル張りの薄暗いミストサウナは一見アウシュビッツのガス室のようです。しかし適度な湿り気とそれほど高くない温度設定が心地良く、長い石造りのイスにひとり長々と寝そべってしばし休息です。
そのあとこれもヒノキ造りの広い露天を一人占め、二人占めしてからだを伸ばしました。そのうちに何となく腕がかゆっぽくなったので掻こうとして触ると、皮膚がヌルヌルしています。へぇ−、大したものだ、と期待していなかった分感動でした。 温泉の分析表を見ると、分あたり150リットルの湧出量、含有量が多いため加水して薄めています、とありました。
減温や増量のために加水するのはよく目にしますが、泉質を薄めるために加水するというのは初めてでした。ばかにしていた市中の共同浴場も、
なかなかあなどれないものだなあと感心した磯部の湯でした。
 追伸
脱衣用のロッカ−を開けると、中に、鳥かごに使う止まり木のような丸形の短い棒が入っています。なんなんだろう?と思って見ると、どのロッカ−にも一本ずつ入っています。 それは、衣服を出し入れする時に扉が閉まってしまわないように、開けたままにしておくためのつっかえ棒でした。 ロッカ−のひとつ一つに、そんな工夫のされている配慮に、温かい思いやりを感じました。

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