2011/11/26(土) 子持山(1296m)

CQスキーサークル9(CS9)
2011/12/8 UP
Present by Studio Riku
mailto:studioriku@ybb.ne.jp

■子持山レポ
■11月26日(土) 晴れ
■参加者  大島、長島、古澤、久保
■ル − ト、デ−タ
自宅発 5:30
現地着 6:30登山口発6:50登山終了14:25 ( 含む 昼食・途中休憩 )  
入浴開始14:50
入浴終了15:50自宅着16:50
登り  3:10   下り  2:10  
■記■
 紅葉も終わりかけた晩秋の子持山に出かけました。
コ−スは子持神社側の五号橋から唐沢川の源流伝いに登り、尾根から山頂へ、復路は柳木ケ峰から浅間山を経由して登山口に戻る周回コ−スです。 枯れ落ちた木の葉を踏んで歩いていくと目の前に、高度差100mあまりの屏風岩が垂直に聳え立ち、上4分の1が朝日を浴びて輝いています。 オ−バ−ハング状の直下には二基の鳥居と役の行者像が置かれていますが、いつ落下するとも限らない危うさそのもので、橋を渡って急いで通り過ぎました。 その岩陵のてっぺんに立つべく北側から回り込んで、岩を二枚三枚とよじ登ると、いや−絶景、ぜっけい!赤城山のゆるやかな裾野に広がる畑の模様が美しく、柔らかな山並みの向こうは雪を抱いた峰々、前橋から広がる関東平野には家々の屋根が小さく日に反射してイルミネ−ションのようです。 

その中で一人、稜線上に抜きん出て獅子岩が静かにこちらを見ています。基部より岩頭まで垂直100m、その名の通り正に獅子です。風が強く身体が冷え切ってしまいそうなので、次なる目標であるその獅子岩を目指しました。
 いったん沢に戻って登り返したのですが、尾根通しのル−トもあって、そちらの方が気持ち良さそうでした。尾根上の東端の展望台からもパノラマを楽しみました。獅子岩に向かう北斜面の登山路は霜柱が2段に積み重なって、場所によっては5センチ近くも伸びていました。落葉の上にも霜が降りて山はもうしっかり冬でした。獅子岩手前には大岩が立ちはだかり太い2段のクサリと鉄ハシゴが掛けられています。 そこを乗り越えると、なんとナント360度の大展望です。

 さらに獅子の頭に立つべく這 い上がりましたが手が震え全身が吸い込まれそうで落ち着いて展望を楽しむどころではありません。一段下に下がって落ち着いてから山座同定に入りました。白い壁のあれが南ア、榛名の向こうの薄っすらとしたギザギザが八ヶ岳、その右が北ア。「槍が見えるよ。」、「ホントだ!。」そして草津白根にこちらが武尊。 指呼の間の川場スキ−場はコ−ス上に雪が白く見えていてオ−プンを待つばかりのようです。 その裾にちょこっと飛び出た真っ白い尖りは燧岳の双耳峰、東にきて日光白根に皇海山。「あっ、富士山が見える!」等々最高の景色です。来々週初滑り予定の神楽スキ−場も確認できました。 いやはや何という幸せ、今日という今日はまったくの登山日よりです。

 そこから先はヤセ尾根を詰めて子持山山頂へ到達。木々に覆われて展望はイマイチでした。国境稜線の谷川連峰やその対岸の白ヶ門や朝日岳は真っ白でした。ここで1時間昼食休憩した後、下山にかかりました。下山といっても小ピ−クを4〜5つ越えながらぐるっと回って戻ります。おだやかな午後の日射しを浴びた雑木の南斜面は暖かく、とても気持ちの良い歩きでした。 疲れてようやく下山に飽きた頃、車を停めた駐車場にたどり着きました。 以前訪れた時は岩にも登らずただの往復コ−スだったのでほとんど印象に残っていなかったのですが、今回はお天気にも恵まれ変化に満ちたとても充実感のある山行でした。 ル−トには赤ペンキやピンクのテ−プが随所に付けられ岐路にはしっかりした標識が設置してあって迷う心配はまったくありませんでした。
 帰りの温泉は、1時間250円という低廉化と源泉掛け流しという言葉に誘われて、「白井温泉子持の湯」に立ち寄りました。ここは穴場的存在で入浴客も少なく、車中の人となった後も家に帰り着くまで全身あったかのグッドな温泉でした。
 
 
子持山 山頂にて(古澤、大島、長島、久保)

子持山より谷川岳

子持山より武尊山、川場スキ−場を望む

日光白根でしょう

獅子岩バックに屏風岩トップの久保さん

獅子岩バックに屏風岩トップの長島さん

屏風岩トップにて(大島)

獅子岩の頭上に登った古沢さん

白井温泉 子持の湯
 

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