2011/9/11-12 甲斐駒ヶ岳 (2967m) 

CQスキーサークル9(CS9)
2011/9/13 UP
Present by Studio Riku
mailto:studioriku@ybb.ne.jp

■甲斐駒ヶ岳レポ
■9月11(日)〜12(月) 天候 晴れ時々曇
■参加者  大島、長島、久保、生田
■ル − ト、デ−タ
1.日程   9/11(日)〜12(月)
2.アプローチとコースタイム

1日目
ショートカットコース(中部横断自動車道経由)
太田藪塚IC突入 7:30→(100 km、1:20) → 佐久小諸JCT→(8.5km、0:10) →8:15佐久南IC→(50km、1:30) →9:30岡谷IC →(30 km 20分) 9:45伊那IC→(25.0 km、50分)
10:20仙流荘着 仙流荘で昼食 仙流荘発(臨時便) 11:30 → 12:25 北沢峠着
登山開始 北沢峠発 12:30 → (標準 40)→ 13:30 仙水小屋着 16:00夕食 19:00消灯
2日目
3:00起床 3:30朝食
仙水小屋発2130m 4:00→(40分)5:00仙水峠22640m →(90分) 7:00駒津峰7:15→(90分) 9:00甲斐駒ヶ岳着2967m9:45 →10:30摩利支天 (昼食1:00)
摩利支天 11:30→(50分)駒津峰2740m→双児山2649m→(85分) 14:40北沢峠着2030m
北沢峠発 15:00→15:50仙流荘着 →(25分) 16:20高遠温泉(入浴)17:00→20:30太田藪塚IC
■記■
昨年秋から計画していた甲斐駒ですが、天候不順で伸びに伸びていました。
先週の台風12号で紀伊方面は大きな被害がでましたが甲信方面は大きな被害も無く、また天候もまあまあですので決行しました。
1日目
1日目は仙水小屋泊なのでゆっくりの出発です。関根さんのお勧めで中部横断道を通り、岡谷ICから再び高速道で伊那ICへ進みました。山小屋はお弁当を作ってくれないので、コンビニで、弁当、それとアルコールをゲットし準備万端です。高遠城跡を横に南アルプス交通バス仙流荘停車場に向いました。
仙流荘の駐車場に着くと、日曜のこの時間なので先発隊で満車です。1台の空きを確保し駐車、身支度・・
予定発車時刻は12:45なのでゆっくり昼食、ローメン、鹿肉が名物の様です。
バス停に戻ると、キップ売り場のお姉さんがかけより、11:30の臨時のバスが出るので乗って下さい。 との事です。発車1分前、際どい所でセーフでした。
バスへは我々と浜松の山ガールの8人だけなので楽々です。 南アルプススーパー林道は一般車は入れません。マイクロバスだけです。運転手が周りの山々、山草など説明してくれます。終点は北沢峠でおおよそ50分の行程です。上空は雲が多く、甲斐駒もすっぽり雲の中です。
やっと計画した山行ですが本当に決行して良かったのか不安です。
北沢峠へ到着、合い向かいは甲府側へのバス停です。どちらも下山者で満員です。今日は十分時間はあるので、ゆっくり散策しながら仙水小屋へ向いました。
北岳展望まで3分と看板があったので登って行きましたが、全くそれらしき場所はないので諦めて戻りました。 曇りなので登った所で北岳は望めません。下山者に合い今日の天気の様子を聞いたら 、10時までは良く見渡せたとの事です。 明日も期待できるかなと思うところです。
沢筋をゆっくり進むと仙水小屋水力発電所 (後で聞くと3ケ所あり全ての電力を賄っているとの事です) が見え、少し登ると仙水小屋です。
チェックインし荷持整理しアウトデッキで担ぎ上げたビールで乾杯。 明日の天気と安全を祈りました。 夕食は4時から、外は霧雨なので室内食堂で取りました。刺身も付き山小屋の食事とは思えない程充実しています。主人から経営の思い、山の情報、また甲斐駒は甲府盆地からの気流で大変雲にかかり易く午前でないと見渡せないとの事です。  そんな訳で消灯7時、起床3時、朝食3時半との事です。
さすがに7時では眠れません。真っ暗なので本も読めません。 私は寝ちゃいましたが、後で聞くと、夜半から晴れ、満天の星、中秋名月を眺めていたとの事です。
2日目
3:00起床 3:30朝食を済ませ4:00出発しました。
十五夜の月もありますが、さすがに樹林帯の下までは届きません。 LEDで足元を照らしながらの登攀となりました。天空は満点の星です。カシオペア、白鳥座、オリオン、スバルなど見つけながら仙水峠近くに来ましたが暗くて道が分りません。  数回登っている大沼さんに案内してもらい、仙水峠へ到着。 東の空は明るくなってきました。
ここから駒津峰まではかなりの急坂です。 ゆっくり進んでいると久保隊員が「日の出だ」と叫びました。 東の雲海からオレンジ色の陽が昇り始めました。
あたりの山々もシルエットでだんだん見える様になってきました。 下界は少し雲がある様ですが、山々は見渡せます。 駒津峰近くになって来ると、遠く北岳、富士山も見える様になってきました。 駒津峰に到着、半分登攀完了。 北東に朝焼けの甲斐駒ヶ岳がどっしり構えています。 よし征服だ! しかも直登だ! と意気込み出発。
六万石を過ぎ、巻きルート分岐を過ぎるとさすがに巨岩が立ちふさがっています。 鎖、ロープは一つも無いので、手足を使い自力で登るだけです。 岩の割れ目やコブに手をかけ進みます。 稜線なので見晴らしも良く、また秋風で涼しく、苦しいですが快適な登りです。
直登終盤は斜面もゆるくなり、甲斐駒ヶ岳山頂到着です。  周りには覆う山々が無いので360度の大展望です。 暖かいコーヒーをすすりながら、南アルプス、中央、北、八ヶ岳、秩父・・などの山々を楽しみました。
帰路は、巻き道です。 摩利支天に向かい、昼食です。 暖かいラーメンをすすり。 次の挑戦は北岳、それとも仙丈ケ岳などよもやま話に花を咲かせました。
11時近くになってきたら、東方からのガスが多くなり、あたりの山頂を覆い始めました。 名残の甲斐駒を背に下山。 大島隊長の忘れ物の双眼鏡を駒津峰の案内板に架けて置いたとの情報で探したが見つからず!
駒津峰を過ぎ双児山へ、後は下りだけだが結構道のりがあります。 15:00のバスに間に合う様に少しスピードを上げ下山しました。
14:45少しバテ、足も痛くなってきましたが、何とか北沢峠へ到着、双眼鏡も下ろしておいてくれており回収(親切な方々に感謝 山愛好家には悪人なしの再認識??)
15:00のバスでドライバーの説明に耳を傾けながら仙流荘へ到着しました。
帰りの温泉は、「高遠のさくらの湯」で疲れた体を甦らせ帰路へつきました。
今回の登山は、図らずもジャストタイムで行動でき、また天気にも恵まれラッキーな山行でした。

尚、次回の山行は9/23(金)福島県の七ケ岳を計画しています。是非、大勢の方の参加が戴ければ幸いです。
 

    
甲斐駒ヶ岳山頂の駒ヶ岳神社にて(左より大沼氏、大島、久保、生田、長島)               (富士山をバックに左より 大島、生田、長島、久保)

 今回のコースMap(クリックで拡大表示)

標高とタイムテーブル

南アルプス林道から500m下の沢を望む

北沢峠バス停 バックは長衛荘

仙水小屋

左より 生田、久保、大島、長島

仙水小屋前のベンチ (天気の時は夕食場になる)

夕食 PM4:00

朝食 AM3:30

仙水峠で東の空が明るくなった

ご来光 (AM5:20 駒津峰登攀途中)

もう少しで駒津峰頂上 久保隊員

朝日の駒津峰頂上にて(生田、久保、大島、長島)

駒津峰より鳳凰三山、その後、富士を望む

目指す甲斐駒(駒津峰より)

甲斐駒ヶ岳 直登ルートを登る(六万石付近)

甲斐駒ヶ岳山頂(2967m)

鳳凰三山と、その後の富士山(甲斐駒山頂より)

甲斐駒山頂より南 栗沢山、アサヨ峰、バックは北岳

手前より駒津峰、双児山、バックは仙丈ケ岳

西南の木曽駒ヶ岳、御岳山

西北の乗鞍、穂高、槍の北アルプス 手前は鋸岳

北の美ケ原、蓼科山

八ヶ岳

東の秩父山系 手前は黒戸尾根

甲斐駒をバックに 大島隊長

仙丈ケ岳をバックに生田隊員

仙丈ケ岳をバックに長島隊員

摩利支天にて(左より 大島、久保、生田、長島)

摩利支天を望む

摩利支天への分岐点にて バックは直登ルート

双児山にて
 
     
     
     
     
     
     
     
     

スキーと山行トップページへ  StudioRikuトップページへ  

inserted by FC2 system