2011/6/19 前武尊山 |
CQスキーサークル9(CS9) |
■前武尊山レポ ■6月19日(日) 天候 曇り ■参加者 大島、長島、久保、生田、関根、関根(奥) ■ル − ト、デ−タ 太田薮塚in 6:00 川場野営駐車場着 7:15 デ−タ 往路 4時間(含む クサリ場待機) 復路 2時間15分 ■記■ 梅雨前線は南岸に停滞し、関東北部は晴れ間がのぞくという天気予報に気をよくして、3週間延ばしに延ばした前武尊に出かけました。 沼田ICから川場の温泉街を通り抜け、背峰峠手前を左折して川場谷野営場に駐車。すでに一台停まっており、一人の若者が出発するところでした。 登山者カ−ドを提出して緑の染まるブナ林を歩いていきました。分岐を左折して旭小屋からきた川場尾根に合流し、不動岳に向かいます。 この辺りから白樺の木々が目につきますが、まだやっと薄緑の小さな葉が出たばかりでした。登山道には珍しい白いイワカガミが群落をなし時折アカヤシオが目の覚めるような色合いで我々を励まし、頭上にはサラサドウダンやウラジロヨウラクの赤が鈴なりです。さらにシャクナゲが、登り始めは咲き終わりかけていましたが、登るに従って満開に、さらにその上は咲き始めと、高度による違いを感じさせてくれました。 桜も数本咲いており、この時期に桜が見られるなんてまったく贅沢な話です。 本日最難関の不動岳はほぼ垂直に降りる10mのクサリ場で高度感最高潮、クサリにしがみつきビビリながらの下降は肝を冷やす思いです。ここまで来ると北側の展望が開け、川場スキ−場トップのリフト山頂駅そこから派生する剣が峰山から本峰の沖武尊までの稜線が、下部に数本の雪渓を引いてオイデオイデをしています。南側は赤城山から足尾方面の山々が雲間に顔を出していました。 我々が目指す前武尊は正面に大きく立ちはだかり、その肩に川場剣ケ峰がその尖塔をのぞかせていました。 大岩をトラバ−スし、狭いチムニ−をすり抜け、垂壁を乗り越えて進みます。その頃になるとガスが上がってきて視界をさえぎり始めました。 尾根上の木々が低くなってそろそろ山頂かな、と思ってから10数分、立派な青銅の日本武尊像の立つ前武尊山頂2039mに到達しました。「つかれた−っ。腹減った−っ。歩きはもうじゅう−ぶん。これでやすめる−っ。」雲が空を覆ってしまって遠望は効きませんが、暑くもなく寒くもない快適な静かさの中で昼食をとりました。 下山路はオグナスキ−場の天狗尾根を途中で右折し元の分岐に戻ります。しかし同じ山容ながら谷ひとつ隔てただけでこんなにも植生が違うものかと驚きました。往路はあんなに咲いていた花たちはまったくと言っていいほど目にできず、両脇はクマザサの茂みにおおわれた荒れた登山路でした。途中登山道に背を向けて東に正対している石像が印象に残りました。 降り立つと駐車場には7台の車両、出会った登山者は4組5名。本当にマイナ−なル−トですが、岩あり、花あり、景色良し(午前中)の手応え十分な山でした。 帰路は小住温泉に寄ってみました。 こんな田舎の温泉場だからとバカにしていましたが、駐車場は満杯で、しかも最近100円上がって600円、ちょっと当てが外れてしまいましたが、露天風呂が二つあって、しかも緑の山々が見渡せるなかなかのロケ−ションでした。加温循環式塩素消毒の湯ではありましたが、加水なし、PH9.4のアリカリ性の高いなかなかの温泉でした。 |
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川場野営駐車場登山口にて(左より生田、長島久保、大島、関根、関根(奥)) 前武尊山 山頂 にて(関根(奥)、大島、久保 、生田、長島、関根) |
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案内板(川場野営駐車場) |
川場スキー場 |
奥に武尊山、手前右 剣ケ峰 |
岩に填め込まれた仏像(不動岳) |
長島、関根、関根(奥) |
山々を説明する大島リーダー |
鎖場を登る 生田隊員 |
長島隊員 |
関根(奥)隊員 |
久保隊員 |
生田隊員 |
大島リーダー |
狭い岩の間を降りる |
トラバースも険しい |
霧にかかった不動岳 |
山頂付近は気温も低く石楠花が満開 関根(奥)隊員 |
山桜のトンネル |
前武尊山 山頂 にて関根夫妻 |
赤ヤシオも満開 |
石楠花 |
帰りには小住温泉で汗を流しました |
石楠花 |
イワカガミの群生 |
エンレイソウ |
オオカメノキ |
マイズルソウ |
ミヤマカタバミ |
ウラジロヨウラク |
レンゲツツジ |
ユキザサ |
ベニサラサドウダン |
ヤマタツナミソウ |