2010/9/26 谷川 マチガ沢

CQスキーサークル9(CS9)
2010/9/27 UP
Present by Studio Riku
mailto:ikutamasami@nexyzbb.ne.jp

■挑戦
■9月26日(日) 天候 晴れ
■参加者 大島、長島、久保、関根、古澤、生田
■記■
台風一過の秋晴れに、谷川岳に向かいました。
マチガ沢出合に立つと、対岸の白ケ門や笠岳が青空を背景に輝いていますが、目指す本峰はいつものことながら上半分が雲に覆われています。 今回はマチガ沢を四段ノ滝下部まで登り、シンセン沢を詰めてコルまで行く予定です。出合からそのまま沢を攻めていきましたが、いつもよりは水量が多いように感じました。標高が上がるにつれて、笠ケ岳の向こうに朝日岳も顔を出し始めました。S字状カ−ブを過ぎるころからようやく谷川の沢らしい雰囲気が出てきました。爽やかな風が吹き渡り、澄みきった沢の水と白い岩がなんとも言えません。大滝を越えるのにちょっと手こずりましたが、難なくクリア−。しかしその先の四段ノ滝の手前で一ノ沢に入り込んでしまい、少しロスってしまいました。本谷に戻り、左岸のシンセン沢にとりつきました。この沢はあまり人が入っていないとみえて、クマザサでだいぶ狭められていましたが、その中にムラサキ色のトリカブトが陽に映えて、印象的でした。その頃になるとありがたいことに、雲が切れて上空全体に青空が拡がって、うろこ雲が秋を感じさせます。沢を詰めて草つきの近くになると傾斜がかなり急になり、しかも石が散らばっていて、後続者への落石が心配になりました。装備も不充分なところから、ここまでを今回の到達点としました。
少し平らなところをさがしてランチタイムです。美味しい空気と壮大な景色をおかずにゆっくりと昼食を楽しみました。 朝の駐車場にはかなりの登山者がいたのですが、本谷に入ったのは別のひとパ−ティ−を除いては我々のみで、水音も聞こえずまったくの静かな、そして日常をかけ離れた空間の中に身を置いている感じです。充分に堪能した後、今度来る時は、「ここから東尾根を登破して山頂を目指そう」と固く約束をして、下山を開始しました。足もとのウメバチソウが、名残惜しそうに我々を見送ってくれました。
途中で古沢さんから、「天神尾根を田尻沢に降りて出合で待つ」という思いもかけない連絡が入り、下山の楽しみがふくらみました。 本谷に降りて、やはり大滝の下降で難儀はしましたが、右側を降り、見晴を厳剛新道に登って、出合まで一般道を利用しました。 途中色づいたマユミの実が枝いっぱいに付いていて、あらためて秋を感じた山行でした。
【ピ−クハントではない山行だったので、多少物足りなさがあったかもしれませんが、あのような場所も谷川の良さとして、お感じいただければ幸いです。 くれぐれも、「大島にだまされた!」という誤解の無きよう、よろしくお願いいたします。何はともあれ、全員が無事で下山できたことが一番うれしかったです。 また古沢さんが、途中からにもかかわらず、ご参加いただけたことも特筆すべきことですね。
待つ人がいるって、ホントうれしいことです。】
■デ−タ
交通往路 
登山口発  
歩行時間  
デ−タ  山麓駅〜マチガ沢出合 30分、マチガ沢出合〜シンセン沢出合 2時間40分、シンセン沢出合〜草つき 1時間15分
     昼食 45分、草つき〜シンセン沢出合 35分、シンセン沢出合〜見晴下部 1時間、見晴下部〜見晴上部 15分
      見晴上部〜マチガ沢出合 35分、マチガ沢出合〜山麓駅  30分
     登り 4時間40分、下り 2時間40分、合計 7時間20分
■次回案内
10/9(土) or /10(日) or /11(月)
中央アルプス方面
■次々回案内
根子岳 ( 2207m ) − 四阿山 ( 2354m )です。
お天気をにらみながら、出来るだけ多くの人が参加できる日に決定したいと思います。
是非今から、予定を空けておいて下さいね。   

 
   登破したマチガ沢をバックに                    シンセン沢上部で全員集合写真


滝をトラバースする隊員 結構水量が多い


小休止 マチガ沢出合僅か上


マチガ沢沿い登攀 巨岩を回り込む


沢水の中、ルートを探しながら登攀


滝つぼ におよび腰(関根隊員)



巨岩登攀成功 一安心(久保隊員)


下でキープする大島隊長と登攀する関根隊員


  マチガ沢本谷から上部とピーク[トマの耳]を望む


対岸の山々 左より 笠ケ岳、朝日岳、白ケ門


小休止する長島隊員


マチガ沢 本谷を登る


シンセン沢を登る隊員

出逢った高山植物    


トリカブト


 


(厳剛新道にて)

(厳剛新道にて)


マユミ(厳剛新道にて)

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