2010/7/4 田代湿原 |
CQスキーサークル9(CS9) |
■第3回山行 福島県 田代湿原 ■7月4日(日) 天候 曇り→雨→曇り ■参加者 長島 久保 大島 古澤 生方 樋口夫妻 鈴木夫妻 生田 ■記■ 田代湿原レポ どんよりと厚い雲のたれ込める中、栃木福島県境の田代湿原に向けて東北道を北に向かいました。 登山口の猿倉に着くと、すでに30台近くの車が駐車場をうめています。 最初は樹林帯の中の急坂を登っていくのですが、梅雨時期のせいか、気温はさほどではありませんが蒸し暑く、すぐに汗びっしょりになってしまいました。登山道の両脇には、ゴゼンタチバナの小さな白い花が続いています。 途中から小雨が降り始めましたが、雨具を着ると暑すぎるし、どうせ汗びっしょりなのだからと、そのまま歩いていきましたが、ずぶ濡れになりそうなので、やむなく傘の出番となりました。地面に白い花が落ちていたので何かなと見上げると、大輪のキバナシャクナゲが4輪ほど花開いていました。 前がぱっと明るく開けたかと思うと、そこが小田代でした。広い草原に白いワタスゲが点々としてあたり一面に、ちいさな小さな、本当に可憐という言葉がぴったりのタテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、オノエラン、サワラン等が、雨の中であるものは蕾を閉じ、あるものは半開きでうつむいていました。 そこからまた樹林帯の登りとなり、田代湿原に着く頃には本格的な降りとなりました。 広い湿原には小田代と同じ花々に加えて、イワカガミや咲き終わりのチングルマ、モウセンゴケ、ツマトリソウ、そしてこれからの夏の訪れを告げるニッコウキスゲが色鮮やかでした。やがてコバイケイソウも一斉に花開くことでしょう。 実に幻想的な雰囲気を醸し出してはいましたが、木道は狭く、雨は降り続いています。昼食を採るどころか、休む場所もありません。避難小屋は人であふれています。 仕方がないので、このまま下山して、昼食は別の所で採ることにしました。 下山路は往路と同じですが、雨のせいか泥沼状態で、滑らないように気をつけながら、ズボンの裾を真っ黒にして降りてきました。 まったくの景色なく、たいへんな登山となりましたが、それもまたよし、雨の中をよく濡れ、よく歩いた山行でした。自然の中にはこんな所もあるんだなあと感心した、言葉通りのすばらしい、山上の楽園でした。 なお、栗山から舘岩に抜けるル−トは工事中のため、一年ぐらいは通行止だそうです。 湯ノ花温泉 帰りはもちろん、立ち寄り湯です。私たちはいくつかある共同浴場の中の、川原の脇にしつらえられた石湯を訪れてみました。 岩のような大きな石の半分は浴室内に鎮座ましまし、半分は外の川原に出ている変わった風呂場の建物でした。台風など大水がでれば、流されてしまうのではないか、と思われるほど、川の流れのそばにありました。 ドアを開けると、石づくりの浴槽が一つ、右手にある大石には神様が祀ってあります。 わずかな自然の傾斜を生かして給排水の流れをつくり源泉を引き込むところも単に石に溝をつけただけのものでした。浴槽の底面はでこぼこです。 入ってみるとやや熱めでしたが、だんだんに慣れてきて、 気持ちよい無味無臭のさっぱりとした泉質でした。体を洗うための水道もなければ石けんもない、でも情緒だけはたっぷりの、まさに田舎の温泉でした。 ■デ−タ 太田長島宅発 5:30→佐野IC東北道→那須塩原IC→猿倉登山口着9:20、猿倉登山口出発 9:40→小田代 着 10:50→田代湿原着 11:35→猿倉登山口着13:30 往 路 1:50 復 路 1:25 湿原歩行 0:30
■今後の予定
第4回 7/31 & 8/1 平ケ岳 第5回 9/ 4 or 5 籠ノ登山 第6回 9/25 or 26 谷川岳 第7回 10/ 9 or 10 四阿根子 第8回 10/30 or 31 皇海山 第9回 11/13 or 14 石尊山 第10回 11/27 or 28 御堂山 |
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猿倉登山口にて全員 |
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