2009/7/11 諏訪の湯

田舎者シリ−ズ 第4弾    温泉の巻 その11 From 大島

CQスキーサークル9(CS9)
2009/7/21 UP
Present by Studio Riku
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秘境?水上温泉
先週末、ほぼ一ヶ月ぶりに温泉に出かけて参りました。
それというのも、より年なみ、と言うか、働き過ぎ、と言うか、ここしばらく腰が痛くて仕方がないからでありました。年は取りたくないですねえ!
今回は、水上温泉です。水上温泉と言えば、県下有数の温泉地ではありましたが、往事のにぎわいは、今いずこ?
駅前の商店街を除いては隔世の感があります。 いつもは、わが組合の○○荘を訪ねるのですが、今回は、数少ない源泉掛け流しの一つである
諏訪温泉センタ−を訪問しました。 水上ICを出て諏訪峡大橋の手前を右折し、上越線の高架をくぐる直前を右に降りていった利根川の左岸脇に位置しています。
ICから2km弱、近くに看板が出ておりますので、すぐにわかると思います。それにしても、温泉センタ−とは名ばかりで、同行した御仁が、「こんな所は入りたくない、車で待ってる。」と言うほど、ひなびた古い建物です。内部も暗く薄汚れていて、お世辞にも・・・。 「折角来たのだから」となんとかなだめて入ってみると、岩づくりの浴槽には、無色透明の湯が底のタイルをきれいに見せています。注ぎ口には成分の結晶が白くこびり付き、かすかな硫黄の臭いを芳っています。湯温はややぬるめですが、温まり具合がよく、温泉好きの私でも、長くは入っていられませんでした。
出てからもなかなか汗が引かず、いつまでも汗が噴き出してきます。 貼ってあるデ−タをみると、噴出箇所の温度と浴槽の給湯温度がほとんど変わりません。ということは噴出口が近く、新鮮なお湯が供給されているということでしょう。源泉特有の飲泉も可能で、食前30分〜1時間ぐらいが良いそうです。飲んでみましたが、かなりの成分を含んでいるようでちょっと飲みづらかったです。 入浴後にここの温泉でゆでたカルシュウムたっぷりの山菜うどんを頂きました。
結構な歯ごたえでなかなかの味でした。壁にはここの温泉を紹介する古い新聞記事や雑誌の切り抜きが貼ってあります。ご主人の趣味でしょうか、山岳関係の切り抜きもありました。折角来たので、昼食後にもう一度入って帰路につきました。一番驚いたのは、腰の痛みが消えてしまったことです。温泉の効能なのでしょう。ホントかなあ? それとも湯上がりに、5分間百円の腰のロ−リングマッサ−ジをしたせいなのか? なかなかグッドな結果でした。車上の人となってICに向かう途中仰ぎ見ると、曇り空なのに、めずらしく谷川の双耳峰が望めました。 そうそう肝心な料金ですが、大広間で休むと500円、ロビ−のみだと300円という安さです。山菜うどんが450円で、ト−タルしても1,000円でおつりが来ます。 一つ失敗したのは、石鹸を持たなかったことです。備え付けてあるものばかりと思っていたのですが、ここは泉質のせいで、置いた石鹸がボロボロに分解してしまうそうです。 ICの近くなので、気軽に立ち寄れる場所ではないでしょうか。ただし、ハイセンスなセレブは近寄れませんよ。

温泉の楽しみ、それは人様々なわけでありまして、おおかたは、仕事や家庭のしがらみから逃れ、自然の中の風光明媚な土地で、きれいな空気、木々の緑、雄大な景色、渓流の音、これらの環境の中で温に浸かりながら、気分転換をはかることなのでしょう。 泉質云々などとノタマウよりも
温泉地に行ったという事実が重要なのでしょう。泉質なんかよりも、温泉に入ったという事実、それだけでいいんですよね。「泉質がどうのこうの」などと、いちいちチェックを入れていたのでは、興ざめにもなります。脱衣場の雰囲気、浴室に入ったときの臭い、ほのぼのとした明かり、大きな浴槽、
それだけでいい気分にもなるのですから、どんな温泉でも満足できれば、天然・非天然にこだわる必要はないのです。そんな中で、社会・家庭のしがらみから一瞬でも逃れ、瞬間的にも頭が空白となって、窓からすがすがしい山々を見ながら、「ウー」、「アー、気持ちいいー」とため息を付いて
日頃のストレスを解消できれば言うことはありません。

 

玄関

浴槽


効能書


 

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